片山貴夫のブログ

岡山から発信します。

佐藤優を使い続ける「週刊金曜日」の退廃(1)

『週刊金曜日』はついに対北朝鮮戦争を肯定する発言さえも許容するまでになりました。

「現行の国際法では、戦争は違法化の傾向にあるものの完全に禁止されているわけではない。北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい。金正日政権にもその覚悟はできているはずである。」(『週刊金曜日』638号、1月19日「佐藤優の飛耳長目11 六者協議と山崎氏訪朝をどう評価するか」)

 私は『週刊金曜日』に電話をし、記事の取り消しと謝罪を求めたのです。

 出てきたのは伊田氏という人でした。

 「自分は(著者)佐藤優さんの記事は7割方読んでいるし直接あって話し合ったこともある」とのこと。

 佐藤氏にかなり同調している人物のようでした。

 以下は会話の一部分です。

―――――――

「『問題を平和的に解決する算段を最後の最後まで考えることが日本の国益に貢献する』(前掲記事)と書いてあります、佐藤さんは平和的な解決を求めている人です」

――と、編集部の伊田氏は言ったのでした。

(これほど恐るべき欺瞞はありません!)

「それは佐藤優のエクスキューズにすぎません。戦争を仕掛ける側は必ず、「自国側は戦争をしたくて開戦したのではない。『問題を平和的に解決する算段を最後の最後まで考え』たが、相手国側が不誠実な対応に終始したからやむなく開戦に至ったのだ」というのです。『最後には戦争もありうべし』という佐藤優の前提だと必ずそうなるのです。」

――と、私が言うと、

伊田氏は

「それはあなたの深読みですね。」

といったのです。

「その深読みが大事なのです!」

――と、私は言って、何のために憲法9条があるのかもわかっていないこの編集部員に対し激怒しました。

―――――――

本当に恐ろしいことです。初期に小選挙区反対の論陣を張っていた貴重な『週刊金曜日』はついに失陥してしまいました。

ほかにも伊田氏は、

「佐藤氏の防諜論をあなたは全否定していますね。わたしもスパイ防止法のようなことには反対ですよ、でも、外国のスパイが日本の政治家に工作して、日本を危うい方向に持っていったら困るでしょうが!」

という趣旨の発言もしていました。

私が思うに、このままでは自称「リベラル」も
「平和主義の理想をいうのは結構だよ。でも国防意識を忘れちゃいけないよ!」
というふうに、絶対にこれからは(公然と)なります。

 「護憲」を掲げる雑誌が、朝鮮総連弾圧を煽動する人物を「国策捜査に狙われた人」(朝鮮総連弾圧こそ「国策捜査」と形容すべき)といって、あたかも体制に抑圧された被害者であるかのように言いくるめる底なしの知的腐敗(「トカゲの尻尾切」をされて政権から「干された」人物であったとしても、腐敗した体制の一部を構成していたわけで、しかも、佐藤優は思想的には、いまだに「国家の側の人間」です)。

 「あなたのメールは届いていません」と伊田氏がいうので、私は急ごしらえの糾弾文を配達証明(860円)で送ったのでした。

※参考※

「佐藤優の地球を斬る」2006年4月13日付
北朝鮮からのシグナル
http://www.business-i.jp/news/sato-page/rasputin/200604130002o.nwc
「日本政府が朝鮮総連の経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮が逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネスで利益を得ている勢力を牽制(けんせい)することが拉致問題解決のための環境を整える。」


  1. 2007/04/15(日) 02:27:38|
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「佐藤優現象」をめぐる状況

 筑摩書房から原田武夫氏の新刊が送られてきた。  http://www.hara
  1. 2007/12/28(金) 11:59:33 |
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