片山貴夫のブログ

岡山から発信します。

メモ5:鈴木宗男の外務委員長就任について


  2009年9月26日(土曜)19:25ごろ、最後の加筆・修正を行ないました。


 佐藤優現象は、1)「国策捜査」というレトリックで以て汚職政治家を意図的に擁護する。2)わずかな知的装いさえあれば、明白な反動・極右とも野合する。3)「インテリジェンス」(とどのつまりは国家による諜報活動)なるものを賞賛することによって(どこの国とも戦争しないことが前提である)憲法9条の価値観を掘り崩す。
  『週刊金曜日』の場合、(出版社の)経営上の都合で転向しているというわけではないようです。―そもそも佐藤優を重用して以降、『金曜日』の販売部数が増えているわけではありません。岡山大学生協でも、自宅近所の書店でも『金曜日』を扱わなくなっていました。 
 佐藤優現象の関係者がしていることは、ジャーナリズムではなく、政治運動です(関係者全員が自覚してやっているわけではないと思いますが)。
 佐藤優は自身についての再審請求をしていないようです。なぜなのでしょうか?
 週刊金曜日、岩波書店の関係者は、(筋を通し?)佐藤優再審支援運動を立ち上げないのでしょうか?―いっそのこと、鳩山連立政府に「汚職冤罪事件見直し委員会」なるものをつくってもらって、その委員におさまればよいとおもいますが。
 佐藤優現象の結果というべき、鈴木宗男の衆議院外務委員長就任。実にグロテスクです。
 連立政権の政治倫理は早々と地に落ちました。
 民主党や社会民主党が「鈴木宗男は潔白である」と、前々から主張していたのであれば、まだ筋が通っているでしょう。
 民主党も社民党も、7年前は鈴木を告発する側でした。両党がその立場を公式に撤回したという話は聞いたことがありません。

第154回国会 予算委員会 第27号
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/154/0018/15405100018027a.html

  「推定無罪の原則」を理由に、鈴木の外務委員長就任が正当化されるというのであれば、政治家や官僚に対し他よりも厳しいモラルを課する必要は無い―と言っているのに等しいです。―それでも、鈴木しか適任者が居ないというのであれば、連立与党は大衆に対して、並々ならぬほどの懇切丁寧な説明責任が有るはずです(が、それさえもしていない)。
 このこと自体、大衆へのとてつもない侮辱であり、政治的立場以前に、人間としてのモラルの感覚が壊れているとしかおもえません。
 鳩山連立政権はすぐに打倒されるべきです!。
 金光翔さんを佐藤優現象勢力から全力で防衛しましょう!。

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朝日新聞記事
http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY200909180376.html
「被告人が委員長か」自民は反発 「宗男委員長」で混乱
2009年9月19日22時37分

衆議院の外務委員長に18日、受託収賄などの罪に問われている鈴木宗男議員(新党大地)が就任した。自民党などが反発。外交の表舞台への「復活」は、異例の起立採決で決まった。本人はやる気満々だ。

 この日の議院運営委員会は荒れた。「刑事被告人が委員長になったことはない。衆院の倫理観が問われる」。自民党が口火を切ると、公明党は過去に鈴木議員の辞職勧告が全会一致で決議されたことを持ち出した。対する民主、社民両党は「推定無罪」の立場を通した。押し切られた側からは「数の横暴だ」と恨み節も漏れた。

 「司法は司法の判断。立法府は立法府の判断があっていい」「鳩山総理から北方領土を頼みますよと声を掛けていただきました」。鈴木議員は報道陣に滑らかに語った。

 一連の捜査で罪に問われ、今年7月に有罪が確定して失職した佐藤優・外務省元主任分析官からは、電話で「先生、ついにチャンスが来ました」と励まされたという。議員会館の部屋には、多数の外務省幹部があいさつに来た。

 受託収賄やあっせん収賄など四つの罪に問われる鈴木議員は「国策捜査だ」と批判し、最高裁に上告中だ。実刑判決が確定すれば収監され、失職する。

 「特捜検察の闇」などの著書がある魚住昭さんは「鈴木氏をめぐる捜査への国民の疑念は膨らんでおり、選挙でも大量の票を得て当選している。委員長就任にも多くの人は違和感を持たないのではないか」という。

 一方、京都大大学院の新川敏光教授(政治学)は「総選挙で民主が北海道で圧勝したのは鈴木氏の力も大きく、論功行賞的と感じる。外交での利益誘導という、政治家としてすべきではないことをしたのは事実で、理解できない人事だ」と批判する。

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 追記

 「佐高さんには社民党批判より民主党の危うさ批判をきちんとしてもらいたい」と書いた人間が、もし本当に「社民党宮城県連合社民党宮城県連合に所属して」いる党員だとしたら、相当に情けないことです。
 民主党を「きちんと」批判する義務が第1に有るのは、連立政権の一員である社会民主党です。
 どうして、党員ではないはずの佐高信に批判してもらいたいなどというのでしょうか?(党として組織的・系統的に、言論人を党の宣伝に利用すること自体を、ここで問題にしているのではありません)。
 (もし党員だとするならば)「佐高さんには社民党批判より民主党の危うさ批判をきちんとしてもらいたい」と書くことが、あまりにも情けないことだとはおもわなかったのでしょうか?
 旧・日本社会党系は、事大主義的・権威主義的な感性に恐ろしいほどまみれている、ということでしょうか(片山も、岡山でそのように感じざるを得なくなりました)。

カツオの時々つづり、カツオ418さんとのやり取り
http://ameblo.jp/sataka/entry-10350630454.html

 「宮城県の社会民主党は、(田舎だからか?)まともなころの社会党の性質がまだわりと残っているので、社民党・新社会党の分裂が、あまりハッキリしなかった。だから、宮城県は新社会党が県本部を立ち上げるところまでは踏み切れていない(社民党とよく協調している)。社民党中央と違い、宮城県では国鉄闘争で、社民党は新社会党と協力関係が有る。」(正確に聞いた内容ではないかもしれませんが)という話を、以前聞いたことがあるのですが。

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